あさとら 投資日記

ピーターリンチやオニール、ミネルヴィニ、ダグラスを参考にモメンタムに新高値を週足ベースで狙います。

2798 東証2部 ワイズテーブルコーポレーション

 

 

最近FISCOのWEB版がでて、情報が調べやすい。

2798 ワイズテーブルコーポレーション | 企業情報FISCO

 

 

「XEX」をはじめとする高級レストランなどを運営。不採算店舗の閉鎖でXEXは収益力改善。カジュアルレストランは内部強化・集客力回復に注力。既存店のブラッシュアップ効果もあり、17.2期は大幅増益。 記:2017/05/08

 という記載だが、個人的には、ピッザ サルバトーレの店というイメージ。

SALVATORE CUOMO サルヴァトーレ・クオモプロデュースの本格ピッツァ・イタリアン

 

次回決算発表 2017/07/13
第1四半期

 

ヒストリカルなPERの履歴は以下の通り。

株価は2年程度前からは大きく伸びていないが、収益は順調においついてきたという感じ。

PER(年/月) (倍)
2016/02 実 57.10
2017/02 実 36.46
2018/02 予 26.25
PBR(年/月)
2015/02 5.59 -
2016/02 5.39 -
2017/02 5.10 -
PER履歴 (決算期ごとの最高・最低) (値) (年月日)
2016/02 最高 70.01 2015/07/24
  最低 50.34 2015/03/26
2017/02 最高 38.53 2017/02/23
  最低 31.54 2016/03/25
2018/02 最高 26.57 2017/04/26
  最低 25.69 2017/04/14

 

■ 財務面

財務面では、自己資本比率20~25%とややレバレッジの効いた財務構成を取っているが、ネットキャッシュは2017年度よりプラスに転じており、実質無借金経営的になってきている。新日本監査法人が監査をしているので、財務面に隠れたる含み損のようなものはないだろうと考える。

ROE、ROAともに伸びており、キャッシュフローもプラスを続けており、購入したときには考えられないぐらい、順調に成長しているようにみえる。こうなると、気になるのは直近業績だ。

財務

  <連2015/02>(百万円) <連2016/02>(百万円) <連2017/02>(百万円)
総資産 5,125 5,129 5,697
自己資本 1,063 1,209 1,425
自己資本比率 20.7% 23.6% 25.0%
資本金 830 830 830
利益剰余金 -474 -359 -160
現預金 875 736 1,617
有利子負債 1,511 1,480 1,606
ネットキャッシュ -635 -744 11

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指標

年度・決算期 ROE(%) ROA(%) 設備投資(百万円) 減価償却(百万円)
15.2期 連 実 4.0% 0.8% 600 339
16.2期 連 実 9.4% 2.2% 538 353
17.2期 連 実 14.0% 3.5% 266 341

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キャッシュフロー

年度・決算期 営業CF 投資CF 財務CF 現金等価物(百万円)
14.2期 連 615 -305 182 1,149
15.2期 連 655 -631 -303 875
16.2期 連 487 -570 -55 736
17.2期 連 1,052 -299 129 1,617

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業績

業績面は、減収傾向(売上減)なるも営業利益以降は増やしており、EPS成長率は2016年度76%、2017年度40%と非常に高い。HistoricalなPERの高倍率もこの成長性を織り込んだものだったのか?

 

決算発表資料によると、

http://app.fisco.jp/data/brand/2798/TDNET_PDF/140120170425449748.pdf

 計画比: • 下期以降、カジュアルレストラングループの既存店が低調に推移したことにより、売上は予算を下回った • 直営店の閉店の影響に加え、人件費の上昇等の影響により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は予算を下回った。

前期比: • 直営店・不採算店舗の閉店の影響により、売上高は前期を下回った • XEXグループの収益⼒が改善したことに加え、不採算店舗の閉店の影響により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は 前期を上回った。 

という記載にて、あまり内容は芳しくない。堅実な事業と思われるカジュアルレストラングループが低調なのか~という感じ。

f:id:AsadaTora:20170617193711p:plain

 

XEXグループの店舗を利用したことがないので、今度市場調査に伺う必要があるかと考える。既存店のイメージが良ければ、家族名義分ぐらいの追加投資をしてもよいかと。しかし、高い成長性を描いてきたこれまでと比べて、今後は成長率が落ちそう。株主優待銘柄であることを考慮に入れても、PER20倍~25倍ぐらいが妥当な線か。

 

決算期 売上 営業利益 経常利益 当期純利益 EPS 配当
16.2期 連 実 15,011 195 237 114 42.92 -
17.2期 連 実 14,911 300 360 199 74.97 -
18.2期 連 予 14,390 367 439 281 105.63 -

四半期業績

決算期 Q 売上 営業利益 経常利益 四半期純利益 EPS 配当
15.2期 連 1Q 3,523 93 92 32 12.13 -
  2Q 3,503 -30 -13 -34 -13.03 -
  3Q 3,536 7 65 31 11.78 -
  4Q 3,742 93 109 13 5.05 -
16.2期 連 1Q 3,619 55 82 35 13.15 -
  2Q 3,770 47 54 -22 -8.57 -
  3Q 3,618 -71 -72 -105 -39.71 -
  4Q 4,002 163 171 207 78.05 -
17.2期 連 1Q 3,872 185 188 112 42.13 -
  2Q 3,836 80 83 50 18.98 -
  3Q 3,535 -13 28 -22 -8.64 -
  4Q 3,667 47 60 59 22.50 -

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ちなみに、FISCOの業績予想は2桁増益の見込みとのこと。

FISCOの予想株価は達成されていることをよく見る。だいたいそれを超えて行くことが多い印象を持っている(ex. ペッパー)ので、それなりに信頼してよいか。

子どもたちがピザが大好きなので、PIZA銘柄として保有を続けておいても良いかもしれない。

ワイズテーブルコーポレーション<2798>のフィスコ二期業績予想 | マーケット速報 | 企業情報FISCO

*00:45JST ワイズテーブルコーポレーション<2798>のフィスコ二期業績予想
※この業績予想は2017年5月8日に執筆されたものです。最新の決算情報が反映されていない場合がありますのでご了承ください。

ワイズテーブルコーポレーション<2798>

3ヶ月後
予想株価
2,650円

「XEX」をはじめとする高級レストランなどを運営。不採算店舗の閉鎖でXEXは収益力改善。カジュアルレストランは内部強化・集客力回復に注力。既存店のブラッシュアップ効果もあり、17.2期は大幅増益。

18.2期は2桁増益見通し。XEXはコスト削減効果を見込む。店舗のオペレーション・コスト等も改善。利益成長鈍化見通しが株価の上値抑制要因。バリュエーション面の上値余地も限定的で、当面の株価は上げ渋りか。

会計期/実予/売上高/営業利益/経常利益/純利益/EPS/配当
18.2期連/F予/14,390/370/440/285/107.10/0.00
19.2期連/F予/14,900/420/490/320/120.26/0.00
※単位:百万円、円、F予:フィスコ予想

執筆日:2017/05/08
執筆者:YK