あさとら 投資日記

ピーターリンチやオニール、ミネルヴィニ、ダグラスを参考にモメンタムに新高値を週足ベースで狙います。

UTグループ 2146 製造業派遣

人材不足関連、として、個人投資家にも人気のUTグループ。

日経ヴェリタス 2017年 11月26日号に特集があったので、備忘的にメモ。

UTグループは製造業に特化した人材派遣を手掛ける。スマートフォンや電気自動車の部品メーカーから引き合いが強い。
人材不足を追い風に成長が続く。スマホのモデルチェンジなどでは部品の生産に一気に人手が必要となる電気業界は、製品寿命に柔軟に対応するため派遣社員の比率を高めている。人手不足に悩む国内メーカーの工場に、同社は30人程度のまとまった人数を派遣する。派遣期間は平均で約3年から5年チームで働くことで工夫の余地が生まれる他、現場の定着率も上がる。

創業以来社員を無期雇用で採用する。
地元で働きたいと言う社員の希望に答えつつ、全国の製造拠点に人材派遣できることが強み。
2018年3月月末の技術者数は2万人を目指す。技術者の育成にも力を入れる。売上高の2%社員の待遇改善や教育に振り向ける。
工場で働く製造分野から機械設計や it 関連の技術者へのキャリアアップの道筋を用意する。
社内にカウンセラーを400人配置し、社員一人ひとりのキャリアシートを作成、派遣単価が高い設計開発分野の技術者を養成し、利益率を上げて給料で還元する。
製造現場で働く社員の平均年収を5年後に20%あげたいと言う。

企業概要

web.fisco.jp

時価総額 1266億円
社長は、若山 陽一社長 株式の27.1%を保有。
EPS成長率 40%
PER 44倍 (1/PER 2.2%)

展望

経営者 ◎ / マネジメント ◎

正社員人材の保有リスクを大企業が取らなくなってきた中、人材保有のリスクを取る会社が収益を伸ばしているのは当然か。
ヴェリタスの記事によると、従業員のキャリアップも考え、平均年収も20%あげたいという。
こうした会社や社長の業績が伸びてくれる事を願うし、きっと社員も良いパフォーマンスを上げるのではないか?ひいては企業の収益率改善に繋がるものとみる。

株主保有=経営 ◎

政策関連 ◎

財務体質 効率性高し。今後の還元策に期待ができる。

引き続き、高評価。
保有継続で良いかと考える。

売買履歴

  1. 一時期、タワー投信の大量保有関係で、乱高下していた時があり、嫌気が差して売ってしまったが、株価は順調に伸びている。一時的な乱高下に負けず、握力強く保有することが必要。
  2. 来期以降の成長性がどの程度見込まれるのか、が期待される。

裏返すと、成長率の鈍化が見えるタイミングを見計らうのが転機と考える。