ゼネラルオイスターは、高還元率、ハイリスクの優待銘柄。
端株を利用しながら、長期優待を画策するも、債務超過の当社が3年も優待を継続できるのか?が勝負のポイント。
業務内容や業績、財務状況を吟味してみる。
〈業務内容〉
生牡蠣・牡蠣料理の直営レストランを首都圏を中心に展開。卸売も。牡蠣の浄化施設を富山に有する。17年8月末の店舗数は30店舗。債務超過に転落。監査法人が辞退し、18.3期1Q決算を延期。継続前提に疑義注記。 記:2017/09/07
〈優待内容〉 高還元率な上に、長期優待あり。
オイスター・ピース・クラブのポイントまたはポイント相当額の厳選牡蠣商品(牡蠣フライ、大槌牡蠣ノ星ビール等)
100 株以上 1,500 ポイント(1,500円分)
300 株以上 5,000 ポイント(5,000円分)
500 株以上 10,000ポイント(10,000円分)
1,000株以上 25,000ポイント(25,000円分)
◆1,000株以上を3年以上継続保有
3月末: 岩牡蠣 20個(15,000円相当)
9月末: 真牡蠣 30個(15,000円相当)
※Organic Refined Oyster:海洋深層水で浄化加工を経た牡蠣
http://www.oysterbar.co.jp/IR/stock/stock_benefit.php
2017年9月末
取得忘れ・・・
直前買いだと、権利落ち△12000円なので、かなり厳しい状況に。
しかし、少し前に買っておけば、そこまでの下落にはさらされていない。
1ヶ月前から仕込むのが戦術の一つか(一方、倒産リスク等をその期間負うことになることを考えると、2週間程度前に仕込んでおくというのも手の一つか)
業績
決算期 | Q | 売上 | 営業利益 | 経常利益 | 四半期純利益 |
16.3期 連 | 1Q | 846 | -86 | -88 | -58 |
2Q | 957 | -91 | -93 | -70 | |
3Q | 1,109 | -43 | -45 | -244 | |
4Q | 979 | -121 | -122 | -113 | |
17.3期 連 | 1Q | 858 | -187 | -191 | -176 |
2Q | 963 | -154 | -158 | -344 | |
3Q | 1,119 | -27 | -31 | -85 | |
4Q | 927 | -92 | -94 | -137 | |
18.3期 連 | 1Q | 850 | -99 | -100 | -91 |
2Q | - | - | - | - | |
3Q | - | - | - | - | |
4Q | - | - | - | - |
ベースは赤字。
財務
財務 | |||
<連2015/03>(百万円) | <連2016/03>(百万円) | <連2017/03>(百万円) | |
総資産 | 2,336 | 2,157 | 2,324 |
自己資本 | 1,107 | 679 | -21 |
自己資本比率 | 47.40% | 31.50% | -0.90% |
資本金 | 312 | 341 | 353 |
利益剰余金 | 433 | -53 | -797 |
現預金 | 929 | 400 | 60 |
有利子負債 | 474 | 698 | 919 |
ネットキャッシュ | 454 | -297 | -858 |
10億円あった自己資本が3年で債務超過に。
◆月次状況のチェック(2017年10月)
◆店舗の評価
東京近辺の店をチェック。八重洲3.57
銀座コリドー 3.51
オイスター テーブル 銀座コリドー店 (Oyster Table) - 銀座/オイスターバー [食べログ]
GINZA SIX 食べログ評価なし
でも、おしゃれでいいところだよね。
と、なかなか良い。
少し離れた処もみていくと、
GUMBO&OYSTER BAR 二子玉川ライズ店 (ガンボ&オイスターバー) - 二子玉川/シーフード [食べログ]
3.1
ガンボ&オイスターバー 千葉そごう店 (GUMBO AND OYSTER BAR ) - 京成千葉/シーフード [食べログ]
3.3
大阪
オイスタールーム 梅田ハービスエント店 - 大阪/オイスターバー [食べログ]
3.6
ブランドによりけりではあるものの、全般的にいい評価の店が多いではないか!
これは、継続する価値がこの企業にはある、と定性的に言える。倒産しそうなときに誰かが事業を買っていく可能性はあるだろう。
◆テクニカル
2015年4月の高値から、約1/4に。
◆評価・対応
・信用リスク(倒産リスク)についても考慮する必要あり?
・一方、事業に魅力、株主優待に魅力あり。
・黒字化すれば、激上げするのでは?
・月次は既存店プラス成長ながらも、そもそも赤字。
このまま赤字、、優待廃止、株価↓ というシナリオも十分に想定される状況(メインシナリオ)、
一方、事業統合等が功を奏して、魅力ある店舗がキャッシュを生み出すようになれば、単四半期黒字となる可能性あり、恐らく黒字化すれば、サプライズで瀑上げという可能性も想定しうる。
(どこかが救済はいる、買収等)
従い、端株で単四半期黒字化を待ちつつ、(キャッシュフローも考慮)、優待権利日2週間前程度から購入、権利日売りといった戦術が有効なのではないか?