あさとら 投資日記

ピーターリンチやオニール、ミネルヴィニ、ダグラスを参考にモメンタムに新高値を週足ベースで狙います。

3224 マザーズ 小売業 ゼネラル・オイスター ~優待利回り8%~

ゼネラルオイスターは、高還元率、ハイリスクの優待銘柄。

端株を利用しながら、長期優待を画策するも、債務超過の当社が3年も優待を継続できるのか?が勝負のポイント。

 

業務内容や業績、財務状況を吟味してみる。

 

〈業務内容〉

生牡蠣・牡蠣料理の直営レストランを首都圏を中心に展開。卸売も。牡蠣の浄化施設を富山に有する。17年8月末の店舗数は30店舗。債務超過に転落。監査法人が辞退し、18.3期1Q決算を延期。継続前提に疑義注記。 記:2017/09/07

 

〈優待内容〉 高還元率な上に、長期優待あり。

 オイスター・ピース・クラブのポイントまたはポイント相当額の厳選牡蠣商品(牡蠣フライ、大槌牡蠣ノ星ビール等)
100 株以上 1,500 ポイント(1,500円分)
300 株以上 5,000 ポイント(5,000円分)
500 株以上 10,000ポイント(10,000円分)
1,000株以上 25,000ポイント(25,000円分)
◆1,000株以上を3年以上継続保有
3月末: 岩牡蠣 20個(15,000円相当)
9月末: 真牡蠣 30個(15,000円相当)
※Organic Refined Oyster:海洋深層水で浄化加工を経た牡蠣
http://www.oysterbar.co.jp/IR/stock/stock_benefit.php

 

 

2017年9月末

 取得忘れ・・・

 直前買いだと、権利落ち△12000円なので、かなり厳しい状況に。

 しかし、少し前に買っておけば、そこまでの下落にはさらされていない。

 1ヶ月前から仕込むのが戦術の一つか(一方、倒産リスク等をその期間負うことになることを考えると、2週間程度前に仕込んでおくというのも手の一つか)

 

業績

決算期 Q 売上 営業利益 経常利益 四半期純利益
16.3期 連 1Q 846 -86 -88 -58
  2Q 957 -91 -93 -70
  3Q 1,109 -43 -45 -244
  4Q 979 -121 -122 -113
17.3期 連 1Q 858 -187 -191 -176
  2Q 963 -154 -158 -344
  3Q 1,119 -27 -31 -85
  4Q 927 -92 -94 -137
18.3期 連 1Q 850 -99 -100 -91
  2Q - - - -
  3Q - - - -
  4Q - - - -

 

ベースは赤字。

 

財務

 

財務      
  <連2015/03>(百万円) <連2016/03>(百万円) <連2017/03>(百万円)
総資産 2,336 2,157 2,324
自己資本 1,107 679 -21
自己資本比率 47.40% 31.50% -0.90%
資本金 312 341 353
利益剰余金 433 -53 -797
現預金 929 400 60
有利子負債 474 698 919
ネットキャッシュ 454 -297 -858

 

10億円あった自己資本が3年で債務超過に。

 

 

◆月次状況のチェック(2017年10月)

 

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◆店舗の評価

東京近辺の店をチェック。八重洲3.57

tabelog.com

 

 銀座コリドー 3.51

オイスター テーブル 銀座コリドー店 (Oyster Table) - 銀座/オイスターバー [食べログ]

 

GINZA SIX 食べログ評価なし

でも、おしゃれでいいところだよね。

 

と、なかなか良い。

 

少し離れた処もみていくと、

 

GUMBO&OYSTER BAR 二子玉川ライズ店 (ガンボ&オイスターバー) - 二子玉川/シーフード [食べログ]

 

3.1

 

ガンボ&オイスターバー 千葉そごう店 (GUMBO AND OYSTER BAR ) - 京成千葉/シーフード [食べログ]

3.3

 

大阪

オイスタールーム 梅田ハービスエント店 - 大阪/オイスターバー [食べログ]

3.6

 

ブランドによりけりではあるものの、全般的にいい評価の店が多いではないか!

これは、継続する価値がこの企業にはある、と定性的に言える。倒産しそうなときに誰かが事業を買っていく可能性はあるだろう。

 

◆テクニカル

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2015年4月の高値から、約1/4に。

 

◆評価・対応

・信用リスク(倒産リスク)についても考慮する必要あり?

・一方、事業に魅力、株主優待に魅力あり。

・黒字化すれば、激上げするのでは?

・月次は既存店プラス成長ながらも、そもそも赤字。

 

このまま赤字、、優待廃止、株価↓ というシナリオも十分に想定される状況(メインシナリオ)、

一方、事業統合等が功を奏して、魅力ある店舗がキャッシュを生み出すようになれば、単四半期黒字となる可能性あり、恐らく黒字化すれば、サプライズで瀑上げという可能性も想定しうる。

(どこかが救済はいる、買収等)

 

従い、端株で単四半期黒字化を待ちつつ、(キャッシュフローも考慮)、優待権利日2週間前程度から購入、権利日売りといった戦術が有効なのではないか?